検証と品質の見方

ページ種別: 透明性ガイド

このページでは、gwexpy が現在どの種類の検証シグナルを公開しているか、その根拠がどこにあるか、そしてその限界をどう読むべきかを整理します。

ここで示すのは「すべての機能が一様に検証済み」という主張ではありません。Notebook、direct I/O、アルゴリズム監査、リポジトリ全体の coverage について、それぞれ別の根拠に辿れるようにするための案内ページです。

このページでわかること

項目

内容

対象読者

チュートリアル、I/O 形式、アルゴリズムがどの程度公開根拠に支えられているかを確認したい方

前提

user guide を読める程度の基本知識があれば十分です

こんなときに読む

notebook や Doctest 系の例がどう検証されるか知りたい、I/O 対応表とテストの関係を見たい、監査ノートの入口を知りたい、coverage 表示の意味と限界を確認したい

検索ヒント

verification, quality, coverage, notebook policy, Doctest, SUPPORTED_IO_MATRIX, codecov, audit trail

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Important

このページは「透明性の地図」であって、一括保証ではありません

検証の方法は対象ごとに異なります。module / docstring 例が Nightly CI で検証される部分もあれば、Notebook の中には CI で全実行されるものもあり、重い notebook のように構造確認中心のものもあります。optional dependency を持つテストは、環境によって skip される場合もあります。

公開されている根拠の入口

対象

公開ソース

何がわかるか

Notebook チュートリアル

Notebook Policy

Light / Heavy / Display-only の分類と、CI がそれぞれをどう扱うか

module / docstring 例

Extended nightly workflow

tests/gwexpy/ に対して pytest --doctest-modules を回している Nightly CI の公開根拠。docstring 例の実行範囲を読む入口です

direct I/O 形式

SUPPORTED_IO_MATRIX

どの公開 format 群に、どのテストファイルが対応づけられているかと、どこに optional backend があるか

アルゴリズム監査

検証済みアルゴリズム

数値許容誤差、前提条件、監査証跡へのリンク

リポジトリ全体の coverage

README の codecov バッジ と、そのリンク先である Codecov ダッシュボード

リポジトリ全体の line coverage がどこで公開されているかを示す入口。feature 単位の証明ではなく、全体傾向のシグナルとして使います

Notebook の検証方針

公開 notebook の扱いは、リポジトリ内の Notebook Policy に基づきます。

現時点の公開方針は次のとおりです。

  • tests/gwexpy/ にある module / docstring 例は、公開されている extended nightly workflowpytest --doctest-modules により検証されます。

  • Light notebook は、Notebook Policy 上では CI で papermill により全実行される想定です。

  • Heavy notebook は CI 対象ではありますが、全セル実行を常に保証するものではなく、構造確認や収集確認に寄せて扱われます。

  • Display-only notebook は整えた出力の保持を重視しており、「CI で毎回全実行される notebook」と同義ではありません。

  • 公開されている docs PR workflow では、docs Pull Request で変更された notebook に対して papermill が実行されます。

  • 公開 notebook のメインのは docs/web/{en,ja}/user_guide/tutorials/ に置かれます。

したがって、「公開 docs に notebook や例がある」こと自体は有益なシグナルですが、それだけで「あらゆる PR / Nightly / release 経路で毎回一律に実行・保証される」とまでは読まない方が安全です。

現在の CI カバレッジとその限界

現在の公開根拠から言えるのは、「すべてのサンプルコードが一律に保証される」よりも狭い範囲です。

  • extended nightly workflow により、module / docstring 例には自動 Doctest 系のカバレッジがあります。

  • 同じ Nightly CI でも notebook の扱いは分類依存で、LightpapermillHeavynbval --nbval-lax です。

  • docs PR workflow では、docs PR で変更された notebook に対して papermill が実行されます。

このシグナルは次のように読んでください。

  • 公開例が完全に放置されているわけではなく、現在も自動検証の経路があります。

  • ただし、すべての公開コード片が、すべての workflow で毎回実行されることを意味しません。

  • Doctest や notebook 検証が、ドキュメント全体に対する単一の release-blocking gate だという意味でもありません。

  • 強い保証として読む前に、notebook の分類、optional dependency、どの workflow がその対象を見ているかを確認する必要があります。

direct I/O の検証可視化

public direct I/O の検証可視化では、SUPPORTED_IO_MATRIX が主要な入口です。

この表は、たとえば次のような疑問に答えるときに使います。

  • 「この format は公開対応としてどこまで見てよいか」

  • 「この format claim はどのテストファイルに紐づいているか」

  • 「この経路は optional backend に依存するのか」

ファイル I/O 対応フォーマットガイド と合わせて読むと役割分担が明確です。

  • user guide 側は「どう選ぶか」「どう呼ぶか」を説明し、

  • matrix 側は「どのテストが根拠か」を示し、

  • 備考が optional dependency や skip 条件を補います。

coverage 表示の読み方と限界

gwexpyCodecov によって、リポジトリ全体の coverage シグナルを公開しています。README.md にも codecov の状態バッジとリンクがあり、公開された確認入口として辿れます。

ただし、この値は慎重に読む必要があります。

  • 自動テスト全体の健康度をざっくり把握するには有用です。

  • 一方で、すべてのアルゴリズム分岐、すべての notebook、すべての optional-backend 経路が同じ強さで実行されていることまでは保証しません。

  • 実際の判断では、Notebook Policy、I/O matrix、アルゴリズム監査ノートと併読してください。

このページが主張しないこと

  • すべての公開 notebook が、すべての CI 実行で全セル再実行されるとは主張しません。

  • すべての docstring 例やサンプルコード片が、すべての PR / Nightly / release workflow で毎回実行されるとは主張しません。

  • すべての optional dependency が、すべての test 環境に入っているとは主張しません。

  • 検証済みアルゴリズム に書かれた個別の前提条件や許容誤差を、このページが置き換えるものではありません。

  • repository-wide の line coverage を、そのまま feature 単位の科学的妥当性の証明に読み替えるべきだとは主張しません。

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